EA DICEの誇る大人数FPS Battlefieldフィールドシリーズの最新作Battlefield V(以下BFV)のβテストが終了しました。1週間強と他のゲームに比べると長めなテストでしたが、その評判はと言うとお世辞にも良いとは言えないでしょう。実際に予約も低調で、「Call of Duty:BO4に対して85%を越える予約数の差をつけられている」というアナリストの主張もあります。ではどうしてここまでBFVは不評なのでしょうか。考えていきましょう。
不要なポリコレ
ポリコレという言葉はほとんどの方がご存知とは思いますが、ポリティカル・コレクトネスの略で「政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語」という意味です。こういった娯楽作品でよく取り上げられるポリコレは、女性や有色人種が物語の中に登場することで使われる事が多いでしょう。映画でいうとStarWarsのエピソード7以降では、黒人男性であるフィンと女性であるレイが主人公として登場しており、まさにポリコレに配慮した形となっています。こうしたポリコレは作品の雰囲気を壊さない限りであれば決して批判されるようなことではありません。現代社会では人種や性別問わず、その人がその人の能力で評価されるというのはおかしなことでなく、その結果物語の重要な位置にいわゆる「ポリコレで配慮されるべき人々」がいるのは自然なことだからです。
ではBFVに主眼を移してみましょう。BFVはBFの処女作であるBF 1942以来(リメイクを含めるならBF 1943以来)となる第二次世界大戦です。第二次世界大戦において女性兵士と言えば、ソ連のエースパイロットであるリディア・リトヴァクやソ連の狙撃手であったリュドミラ・パヴリチェンコなど最前線で活躍をした女性兵士もいました。また、それ以外にもソ連の赤軍やイギリスでは大規模な女性部隊も一部ありましたが、それでも現代と比較しても女性の兵士の割合が低かったのは言うに及びません。また、もし仮に彼女らにスポットを当てることがポリコレに配慮した結果であったとしても、第二次世界大戦の戦場に女性兵士がいるということは女性にとって喜ばしいことであったのでしょうか。確かにソ連やイギリス、アメリカなどの国防に女性が貢献したという事実は知られるべきことなのでしょうが、血なまぐさい前線の戦場に女性がいたことがポリコレに配慮した結果になるかと言われれば疑問符が付きます。そういった意味ではシングルプレイモードにおいて、女性兵士に焦点を当てたストーリーを作ることで「知られざる歴史」を周知することには意義があると思われますが、それをマルチプレイに持ち込む必要はないでしょう。(またマルチプレイにおいて女性が戦場のあちこちにいるのでは第二次世界大戦ぽくないといういけんもあります。)
カスタムスキン
ポリコレと同時にBFV発表の時点で叩かれたのはカスタムスキンの要素です。カスタムスキンと言うとCS:1.6から人工の移動に成功したCS:GOであったり、PUBGやFortnite、OverWatchなどF2Pも有料料ゲームも問わず近年のオンライン対戦のゲームにはつきものの要素となっています。ですから、カスタムスキン(しかも課金不要)というだけでは叩かれる要素とはなりえません。しかし、BFVに関してはこれは大きなマイナス要素となってしまいました。
この理由の1つ目として、BFVの舞台が第二次世界大戦であることに起因します。


コメント