朝焼けは黄金色 第2巻相当? 7~15話の感想と考察

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アイドル育成シミュレーションゲーム、THE IDOLM@STERシリーズ。その元祖たる765プロの事務員を務める 美人OL音無小鳥2X歳、彼女の過去に迫る「朝焼けは黄金色」はいわばTHE IDOLM@STER 0。その第2巻相当(?)を一挙にレビュー、考察していきます。

以下ネタバレを含みますので、未読の方はご注意を。

1巻をまだお読みでない方は、まずはそちらをお読みください。

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大まかなあらすじ

1巻の最後でバイト先の事務の方に、夏休みにライブの物販スタッフのバイトをお願いされた音無小鳥はライブ会場に足を運びます。
そのイベントには黒井がプロデュースするアイドルユニット、ブラックニードルも参加するため高木・黒井の両名も会場に訪れていました。一方物販で働いていた小鳥は確保し忘れていた関係者分のグッズを楽屋に届ける仕事を頼まれました。情報伝達のミスから楽屋に入れてもらえない小鳥はたまたま通りかかった黒井に助けられます。琴美と瓜二つな小鳥を改めて目にした黒井には、かつての記憶が蘇りました。かつて彼が成し遂げようとした夢を奪った琴美、今度こそ成し遂げるための重要なステージを前に彼の前に姿を見せた琴美の娘。必然とも思えるこの偶然の出会いに、黒井は小鳥に自分がサブのプロデューサーであったこと、琴美がアイドルやめる原因となったのが自分であることを語ると、ライブ後に高木のいる前で黒井の側から見た真実を話すと告げ小鳥にライブのVIPチケットを渡しました。

ライブ後、黒井に呼び出された会場に足を運ぶとそこには小鳥もいました。黒井は言います。娘の前ですべてを語れ、と。

音無琴美 失踪の原因

上記の後、何話にも通して語られたことを時系列で整理していきます。


高木と黒井が計画していた史上最大級のライブステージの出演者候補に琴美が名を連ねる

琴美の飾らない等身大の魅力、黒井の根回しなどによりライブステージの出演者に琴美が決定する

ライブに向けてのレッスン中に琴美が倒れる

「肺動脈性肺高血圧症」という難病を琴美が抱えていたことを高木が初めて知る

高木・琴美本人・その他関係者により、出演者の変更なしでライブを行うことを決定する

会社の上層部から琴美の抱えている問題について公表するよう命令される
(ただし会見の時期は自分で決められるように高木が説得)

琴美の体調に配慮して、パフォーマンスを多々変更したことを琴美に伝える
記者会見に関しては、「ファンに心配させたくない」という琴美の意見と、彼女の体調をプロモーション材料にさせたくないという高木の考えからライブ後に行うことに決める

上と同時に高木は琴美にありのままでいて欲しいことを告げ、もしそれがアイドルと言うくくりから外れるならば、独立してでもプロデュースすると述べる

黒井が上の会話を聞いており、高木が立ち去ってすぐに
「お前がいると高木が不幸になる」「(高木を独立させたら)これまで俺と高木が築き上げてきたもの、まだ高木の力を必要としている多くの者たち、それら全て高木に捨てさせるつもりか」と怒りをぶつける

悩んだ琴美は高木にのみ書き置きを残し、ライブ直前に失踪する

黒井が念の為用意しておいたバックアップでのライブ開催を高木が拒否

ライブは中止

琴美の失踪として報道され、責任は全て高木が負った


以上が音無琴美失踪事件の顛末です。

さらに第一巻でキーワードとして登場した「賢者の贈り物」という言葉を考慮すると、なぜ琴美は高木の前を去る決断をしたのかが見えてきます。
直接の原因は黒井の放った

「お前がいると高木が不幸になる」「(高木を独立させたら)これまで俺と高木が築き上げてきたもの、まだ高木の力を必要としている多くの者たち、それら全て高木に捨てさせるつもりか」

という台詞に集約されますが、その直前の会話で高木が伝えた独立してでも琴美をプロデュースしたいという考えも踏まえてみればさらに見えてきます。
高木がこの先もプロデュースを続けたいという思いは琴美にとっても嬉しい言葉ではありましたが、黒井の罵倒を聞き、この先長くは活動を続けられないだろう自分のために高木が今を捨てることの恐ろしさを想像してしまった。病魔を抱えており長くはないが幸せな今の延長を望んでも良いのか、それとも夢のような時間を諦めてすべてを失う前に現実へと戻るべきなのか。悩んだ末に後者を選択します。この選択は自身のためではなく、高木のために。

「賢者の贈り物」とは互いが互いを思いあい、相手の最も大切にしているもののために自分が最も大切にしているものを犠牲にしたお話です。この場合は

  • 高木:過去の自分の功績と評価
  • 琴美:今の幸せな時間

をそれぞれのために捧げたのでした。

 

高木と黒井のアイドルプロデュースの考え方の違い

高木

高木のプロデュースはそのアイドルの持っている素の良さを引き出すこと。ただし

 

1巻で残された謎と新たな謎と

1巻で残された謎で描写されそうなもの

  • 音無小鳥は結局アイドルだったのか → 未だ不明
  • 音無琴美がライブを放棄し失踪した理由 → 上に書いた
  • どのような賢者の贈り物だったのか → 上に書いた
  • 高木順二朗に家族がいたことを匂わせる描写をした理由 → 黄金色現在は離婚後でなく別居中
  • 順一郎の新事務所に参加しない理由及び「いまさら」の意味 → 未だ不明
  • 順二郎がお酒を止められている理由 → 未だ不明
  • 音無琴美が潰した夢とは何か → 大規模ライブ
  • 順二郎と黒井の関係が修復できないところまでこじれた理由 → 最大の原因は未だ不明

ということで結構描写はされましたがそれでも不明な点は多いですね。さらにブラックニードルというアイドルユニットが本格的に登場したため上記で解決された以上に謎が残されました。

以下、新たな謎で16話以降で描写されそうなもの。

  • ブラックニードルは小鳥・高木・黒井にどう関わってくるか
  • 高木が別居中な理由は?



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