スマホケースを選ぶ際にアニオタにとっての最大の問題はなにか。
欲しいアニメや漫画、ゲームのキャラのスマホケースがなかったり機種が対応していないこと。特にこの手の製品は在庫管理上の問題からiPhone向けの製品ばかりでAndroid製品は全くと言って良いほどないです。
これを解決するには
スマホを買い換える
今のスマホ気に入ってるし…
自作
安いけどステッカーはね…
製作依頼
(業者によっては)品質GOODで価格も安い！！！1品～も可
というわけでわたくしめは業者に製作を依頼することにしました。
業者選定
まずは業者を選ぶことから。
個人的には良さげなPrintShoppyを使いたかったのだがインド国内しか対応してねぇ…
代行業者使ったら採算合わないし却下とします。
はい、真面目に探しましょう。
まずは国内か海外か。それぞれにメリット・デメリットが有り
国内
- 商品到着が早い
- 品質がある程度保証されている
- なにかあってもサポートを受けやすい
- 機種が少ない(特に海外スマホ、グローバルモデル)
- ちよさくけーん
- (海外と比較して)高い
海外
- 安い＆安い＆安い(国内最安の1/3ぐらいが相場)
- 機種が豊富(ただしReno A、貴様はダメだ)
- どんなデザインでもおｋ
- (業者を選べば)品質良し
- 地雷業者あり
- 到着が遅い(2週間～)
- (デザインと運によっては)税関で面倒なことに
- 最低でも英語必須(Google先生可)
- 安いTPUケースは印刷が剥げる可能性あり
- 合皮以外の革は関税がめちゃくそ高いので論外
以上のような感じです。(大量に輸入する場合は輸入消費税と関税がかかる可能性があるので注意)
1000円弱から作れるためケースさえあれば国内でも良さそうなのですが、MYスマホ Xiaomi Redmi K20 Proは国内だと3000円くらい～になります…
正規のグッズならまだしも、そうじゃないとちょっと躊躇するお値段です。
そんな訳で海外に委託することにします。
ガチで商売をする人はクラウドソージングサイトなどを通して工場を見つけるんでしょうが、個人で楽しむ分にはECサイトに出品されているプランからの購入で十分でしょう。
この場合は「Aliexpress」「ebay」「タオバオ」などの選択肢がありますが、品揃えや買いやすさから特にこだわりがなければAliexpressが最も良いでしょう。
ただし一概にAliexpressでと言っても、星の数ほど業者があるのでその中から業者を選定するのには結構苦労します。
私の場合は「機種名 case DIY」「メーカー名 case DIY」で検索して出てきた商品を注文数でソート。レビューの写真を見て品質をなんとなく予想して決定しました。
ちなみに注文したshopはこちら。
国内最安モデルでも1500円ほどする強化ガラス背面ケースがワンコインです。うーん、安い。
デザイン作成
業者を決めたら注文する前にデザインを作ります。
画像編集ソフトのGimpと拡大ソフトWaifu2x-coffeeさえあれば一応素人でも作れます。
作り方は省略。
というよりもセンスが無いので説明できません…
注意する点はできるだけ大きな画像を用意しておくことと(海外に発注する際は)税関に没収されにくくするくらいでしょうか。
商標登録されているロゴやブランド名、アニメ・ゲームのキャラ名を入れると税関で調べられた際に認定手続開始率が上昇します。
結構やらかしがちなミスなので気をつけましょう。
※「業として」でない輸入であれば商標権を侵害せず、加えて「頒布」しないのであれば著作権も侵害しませんﾀﾌﾞﾝ。認定手続開始通知書が届いた場合は、個人使用目的であることを主張すれば通関可能になる可能性は大です。ただし、その場合でも届くまでに時間がかかりますが…
そうはいってもそうそう認定手続開始通知書にお目にかかることはないと思われますがね。
海外に注文する際はデザイン素材だけでなく完成予想画像も用意しておくと良いでしょう。
相手の方である程度デザインはしてくれるのでそこで詰めるのもありですが、ワンコインでリテイクするのも気がひけるので。
私の場合はこんな完成予想デザインを送りました。
注文とデザイン決定
画像を用意できたら注文を行い、代金を支払います。
終わったら、用意した画像一式と要望を英語で送ります。
私の場合は以下のような要望を送りました。
– DON’T CUT OUT GIRLS’ “FACE”. (tiny parts of body and head are no problem.)
– CAMERA HOLE MUST NOT BLOCK GIRLS.
– DON’T CHANGE ASPECT RATIO.
以上から相手側が提示してくれた画像は↓
キャラを大きくしたくてある程度見切れるの覚悟で完成予想デザインを送っていたのですが、それをリクエストとして文章にするのを忘れていたのでこれで良しとします。
相手からの提案を受ける際に気をつけるのは、カメラホールなどからのクリアランスがちゃんと取れているかという点です。
店舗によっては中華クオリティなので多少のズレを許容できるデザインにしておかないと、顔などが潰れて泣く羽目になります。
届いた！
なんだかんだで私の場合は1ヶ月ほど到着に時間がかかりました。
デザイン決定 1週間
印刷～発送 10日ほど
発送～到着 2週間
相手のレスポンスが良くなかったためにデザイン決定から発送までが結構時間を食ったという感じです。ただしこれは注文する時期によってそれなりに変わるので参考程度に。
発送はChina Post Small Packet+のため平均的な輸送時間と言えます。
届いた商品を見て品質を確認してみます。
ライティングやピント等々があれですみません…本当はもっといい感じです
印刷
印刷は相手側が出してきたものではなく、こちらで用意したイメージ図がほぼそのまま印刷されている感じです。メッセージでは相手の出してきたものでいいよと言ったのですが…
これが印刷誤差とするとちょっとよくわからない感じなので、おそらくは「間違えてこちらの用意したものをもとに印刷した」か「相手の出した画像がそもそもこちらの意図したものそのものだった」のいずれかだと思われます。
後者であった場合は外周が相当切り取られるのがデフォということになります。
体が切れるのは嫌だって人は少し大きめにクリアランスを取ったほうが良さそうです。
印刷精度ですが、実物を見る限りではかなり良いと思われます。
細部に渡ってもよく印刷されており、にじみやズレなどは当然ありませんし、印刷の粗さも全くありません。
そのため中華クオリティといった感じは全くしません。
値段以上の価値は十二分にありそうです。
色味に関しては相手側が出してきた画像の色味とほぼ同じです。
といってもデジタルデータの場合、見ているディスプレイによって色味が変わってしまうので人によっては思った色とちょっと違うとなってしまうかもしれません。
ケース本体
逆にケース本体に関しては可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。
問題点としては
- デカイ 裸に対して二周り、薄めのハードケースに対して一回り大きい使用感
- 厚い 2mmくらい厚くなる
などです。
厚さや大きさに関しては仕方ない部分もありますが、片手で扱うのが困難なくらい大きくなってしまう残念です。
でかく感じるのは背面の強化ガラスが最大の要因なので、TPUケースやハードケースに直接印刷するタイプなら良いかもしれません。
一方でケースの精度自体は極めて高く、カメラホール部分でも強化ガラスとベースのケースにずれはありませんでした。
まとめ
海外にオリジナルスマホケース発注はメリットとデメリットがありました。
安く作りたい。配送が遅くてもいい。中華スマホでも痛ケース。
そんな人は海外にオリジナルケースを発注してみるのも良いかもしれません。
一方でIPhoneケースならば国内でも安く作れるので、iPhoneユーザはそっちでもいいでしょう羨ましい。
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